金次郎がくつろぐお気に入りスタバを脈絡もなく大公開

金次郎はコーヒーが好きなので、かなりの頻度でスタバやタリーズに行くのですが、妻との間では雰囲気のスタバ、味のタリーズという家庭内評価が定着しております(笑)。この評価を確定させた出来事が、スタバの大きなチョコクッキーの仕様変更で(コーヒーではないのですがw)、その少ししっとりとした食感が気に入っていたのに、最近出た新バージョンではかなり乾いた砂糖のかたまり風の代物になってしまい、完全にタリーズのしっとりクッキーに軍配という状況です。食後にゆっくりとした雰囲気を味わいながら少し甘いものを食べたい時に、いつも夫婦でアンビバレントな気分となり、かつてのスタバクッキーのリバイバルを心の底から期待しておりカスタマーサービスに投書してしまいそうな勢いです。我々がよく訪問するスタバはというと、定期的に通っている整体院が近いたまプラーザテラス店ですが、ここはいつも大量のたまプラーザ人で溢れていてあまり店内に入れた試しがなく、ちょっと歩いて東急百貨店内のタリーズに流れることが多いです。でも、季節が良い時はスタバ店外の席もまずまずいい感じなので懲りずにちょいちょい覗いております。

お気に入りの室町砂場赤坂店でそばを食べた後には、近隣の赤坂Bizタワー店に行くのがいつもの流れで、ここは天井も高くお店の雰囲気も店員さんもとてもおしゃれで、その割には比較的空いている穴場で夫婦揃って大好きなお気に入りの場所になっています。ただ、入口の前にそれなりにしっかりと階段が有り、昇り切った挙句に席が無い事態になるとダメージ大となるため注意が必要です。外苑前のヘアサロンに近い明治公園内の都立明治公園店にもそこそこ行きますが、ここはパークビューの眺めも良く落ち着けるナイスなスタバである一方、夜遅くに行かないと公園でのイベントと重なり、混んでいる頻度が高いという難点も有り悩ましいところです。ホームの日本橋エリアでは、高島屋新館の日本橋高島屋S.C. 5階店が非常に広い上に静かで落ち着き感は抜群なのですが、静かなためか勉強している人などでいつもフルハウスで席を見つけられる確率は五分五分というところでしょうか。5階まで上がったのに席を見つけられないダメージは地味に大きいです。どういう人がここまで来て勉強しているのかいつも不思議に思います。夫婦で三越スタバと呼んでいる日本橋スルガビル店は、立地としては三越から至近で最高なのですが、いつも混んでいて騒々しいという課題が有ります。ここに入れない場合は、やむを得ず流れで少し歩いた昭和通り寄りの日本橋本町店に行くのですが、スーパーのマルエツの傍なので我が家での通称はマルエツスタバです(笑)。このお店は何故だか店員さんの愛想がやや悪く、サービス第一のスタバにあるまじき雰囲気のことが多く、我が家の〈第3の場所〉にするにはちょっと躊躇してしまいます。ここに行くぐらいなら、かなり簡易な作りで地下にこじんまりと存在しているコレド室町テラス店の方が、少し家からは逆方向ですが断然落ち着けて好きです。ただ本町店はなんと出店27周年なのだそうで実は隠れた人気店なのかもしれません。うちから一番近いのは、人形町交差点からやや北に歩いたところに有る人形町店で、地下に割と広いスペースを確保しているものの、ここでも階段を降りてみないと座れるかどうか分からないという問題に直面します。1階にも夫婦で並んで座れるベンチ席なども有るのですが、いつもどこから湧いてくるのかと驚くほどにお客さんがひっきりなしなので、席取りゲームの競争は激しくあまり落ち着けません。就活で有利とされるほどに鍛えられているはずのバイト店員さんの声も時折尖っていて圧を感じます。

さて本の紹介です。直木賞作の「極楽征夷大将軍」(文藝春秋)、「信長の原理」(KADOKAWA)、「光秀の定理」(同)、「室町無頼」(新潮社)などの歴史小説で人気の著者による比較的初期の作品である「ワイルド・ソウル」(垣根涼介著 新潮社 )を読んでみました。戦後の不景気を引きずる中で、大量の食いつめ失業者の発生が社会不安に繋がるとの懸念から、1950年代以降日本政府は中南米などへの移民を推奨していました。その過程で、移民先の環境や契約条件に関する虚偽の説明や、移民先をことさらに美化するような過剰宣伝が横行しており、実質的には棄民政策が堂々と行われていた事実に先ず驚かされました。そんな国家ぐるみのフェイクを真に受けた日本国民が、希望に胸を膨らませ資金をかき集めて何か月もかけて現地に到着してみると、農地には全く向かない未開墾のジャングルが広がっているという事態は悲惨としか言いようがありません。この物語は、そんな政策の犠牲となり、想像を絶する労苦の中で命を落とした数多くの日本人の怨念を引き継いだ日系人たちが、緻密な計画の下で日本政府の闇を暴こうとするクライムサスペンスです。壮大なスケールもさることながら、ブラジル移民の苦難の数々の描写の生々しさに、下敷きとなったであろう事前取材・調査の膨大さを実感させられ、小説家とは凄い仕事だなと改めて感じました。また、ひたすらに暗い内容になり得るストーリーであるにもかかわらず、テレビ局記者であり自身の不甲斐ない現状に悩む貴子を登場させ、彼女の公私にわたる成長を描くことでお仕事・恋愛小説のエッセンスを盛り込んだ構成も機能しており、よく練られていると感心いたしました。金次郎としては、主人公の一人であるケイの自由奔放さに魅力を感じつつ、終盤で明かされる、地味ながらも与えられた任務を淡々とやり抜く山本が抱えていた暗い過去とその徹底した仕事ぶりの関連にも心を揺さぶられました。垣根先生には歴史小説ばかりでなく、本作のような現代活劇をまた書いて欲しいと切に願っております。

「武田の金、毛利の銀」(KADOKAWA)は、そんな垣根先生の最新刊で、「光秀の定理」のスピンオフとして、光秀・愚息・新九郎というお馴染みのトリオが信長の命を受け、織田家の仮想敵国である武田氏、毛利氏それぞれの経済基盤となっている湯之奥金山、石見銀山の調査に赴くという内容です。金山に向かう途中で知り合った土屋十兵衛という元猿楽師の変人を加えた一行は、やや珍道中の雰囲気を醸し出しつつ敵情視察を実行します。戦国時代を軍事面でなく経済や資源の側面から捉える視点は、「光秀の~」でも歴史×確率という切り口が斬新だった垣根先生らしい着眼で面白いと感じる一方、ストーリー展開に抑揚が不足していたとの印象で少し残念でした。土屋のその後というのが盛り上がりポイントだとは思うものの、若干マイナーな人物にて歴史マニア受けの感は否めず本編である「光秀の~」には及ばないと感じました。

先日大阪に出張した際に、新大阪駅のホームで新幹線の発車時刻に間に合わない仲間を待つために、のぞみ号の乗車口を塞いで発車を妨害する外国人を見ました。当然駅員さんは激怒モードでしたが、時間厳守という日本の鉄道の核心的価値の象徴である新幹線への冒涜行為に価値観の衝突を垣間見た思いでした(笑)。

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投稿者: 金次郎

読書が趣味の50代会社員です。

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