私はお寿司が大好物で、最期の晩餐は確実にお寿司なのですが、実は恥ずかしい程魚介類に無知だったりします。
さすがにこの歳になってただ旨い旨いとお寿司を頬張るだけではまずいと「江戸前寿司への招待 寿司屋のかみさん イキのいい話」(佐川芳枝著 PHP研究所)をを読んでみました。寿司ダネの話から仕込みや接客、賄いに至るまで寿司屋のあれこれがあたたかくもピリっと厳しい語り口で綴られるエッセイに、お腹がすくと共に背筋が伸びます。
タネの旬や色などお寿司の基礎について勉強になったのは勿論、お寿司屋さんの工夫や思いなどが垣間見えとても興味深い内容だったので、同じ著者の「寿司屋のかみさん うちあけ話」(講談社)、「寿司屋のかみさん 二代目入店」(同)を連続で読み、先ずは跡取りが入店して良かったとホっとし、絶対に近いうちに舞台となっているこのお店を訪問しようと心に誓いました。
そして、早速12月12日に高校時代の友人Mと同店を訪問。残念ながら先代の大将は昨年亡くなったとのことでしたが、二代目の息子さんが立派に跡を継がれていました。イメージ通りのいい雰囲気のお店で、気さくに話しかけてくれる二代目、厳しい方なのかなとの印象をポジティブに裏切るとっても優しいお母さん、名物月見いわしにはじまって漬マグロあぶり寿司でしめるどの一品も美味なコース、そしてお母さんの卵焼き、と何から何まで期待以上でした。電車だと意外と職場からも近く、お気に入りのお寿司屋さんが増えて嬉しいです。また行かねば。