日本では未だかつてないほどのクマの大量出没により多くの被害が出ており、秋田と岩手ではなんと11人もの方がクマ被害で亡くなられる異常事態となっております。こんなに突然日本中で一斉にクマが山を下りてくるというのは、これまで徐々に進行してきた環境変化がある閾値を越えて不可逆な構造変化に至ってしまったのではないかと恐ろしい気分になります。温暖化による山中の餌の減少、保護政策とハンター不足、クマ生息領域のシフトに伴う果実や生ごみなどへの恒常的なアクセスが要因として挙げられているようですが、ハンター不足は過疎化、高齢化、人口減少といった日本の抱える課題を象徴しているとも言え、クマ問題の構造化が懸念されるところです。