読書をし始めてから自分がハードボイルドやアクションものが意外と好きであることに気付いたつもりになっておりましたが、若かりし頃は同世代の友人たち同様に「北斗の拳」や「CITY HUNTER」などの作品に夢中になっていたことを思い出し、改めて三つ子の魂百までという言葉を噛みしめております(笑)。中でも石渡治先生の「B・B」は横須賀の米兵に「奴の血は燃えている」と言わせしめ、B・B=Burning Bloodの異名で呼ばれた少年高樹が、ボクシングに目覚めライバルと鎬を削る中で、もう一つのB・B=Best Boxerになるまでの壮大な紆余曲折を描いた大好きな作品で、熱くなりながら何度も何度も読み返したのを覚えております。最近の読書ではなかなかそんなに熱くなれる作品に出会えていないと悲しい気分になっていましたが、何の気なしに「隠蔽捜査」シリーズが大人気の今野敏先生の作品リストを眺めていたら、「孤拳伝」(今野敏著 中央公論新社 1・2・3・4・5)という聞き捨てならないタイトルを見つけ、とりあえず読んでみることにしました。