先日、タクシーに乗った際に運転手さんの声がロボットのような電子音で少しだけ驚きました。ただ、金次郎家までの道筋を伝えるやり取りにも全く支障が無く、恐らく喉のご病気で声帯を切除されているのだと推察したのですが、その状態からスムーズに会話ができるようになるまでの運転手さんの努力を想像し凄いと敬服いたしました。発声の仕組みとしては、声帯が振動して出す〈喉頭原音〉という声の素が、舌や唇の形によって変化して様々な声になるのだそうです。そんな〈喉頭原音〉を生み出す声帯を切除せざるを得なかった方々のために、電気式人工喉頭という機器が存在しているようで、これを喉に当てると〈喉頭原音〉に類似した音が口腔内に伝わるので、後は普通に舌と唇を動かすことで様々な声を出すことができるのだそうです。