【アフター4読書】2022年人気記事ランキング発表!

少しご挨拶が遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。年末のバタバタですっかり書くのを失念していましたが、本屋大賞2023を占う意味でも非常に重要な王様のブランチBOOK大賞が昨年末に発表されました。大賞作品はこのブログでも紹介した「汝、星のごとく」(凪良ゆう著 講談社)でした。この作品は既に読了&紹介済みですが、やや微妙なのは、ブログを読んでいただけると分かる通り本作に対する金次郎の評価が必ずしも高くない点です(笑)。ちょっとストーリーが王道過ぎて新味に欠けるというのが金次郎の印象だったのですが、凪良先生ご自身は王道であるがゆえに細部に拘って描くことを心掛けたとインタビューでコメントされており、金次郎と凪良先生の間に吹く隙間風を感じざるを得ず、トレンドとして読者に支持されている〈面白さ〉についての感覚のずれを突き付けられた格好でもあり、今年のノミネート10作品発表が1月20日(金)に迫る中、来るべき予想対決に向け不安が募る状況です。

さて、毎年恒例の人気記事ランキングの発表です。2022年は合計で21,434件のPVをいただき前年の21,272件から微増となりました。とりあえず減っていなくて良かったです。読んでいただいた皆さまどうもありがとうございました。2023年はもう少しPVを伸ばすことを目標に中身を充実させたいと思います!(昨年のランキングはこちら:【アフター4読書二周年】今年の人気記事ランキング発表!

第10位 2019年振り返り(2~3月)(2020年1月13日):何故だかかなり古いこの投稿がランク入りしています。金次郎が読む本をどうやって選ぶかを紹介しており、これを参考にしていただいたのかもしれません。

第9位 仕事での研究が一段落し、「自由研究には向かない殺人」を読む(2022年3月18日):妻が一年間苦しんだ股関節痛が最悪期を脱したご報告をさせていただいた回として思い出深く、上位に入っていて我ながら嬉しいです。

第8位 ブログのネタが尽きてきて、いよいよ取っておきのリーサルウェポンを投入(2022年2月25日):シンガポール駐在時のヤバい運転手Pさんについて書いたところ、しばらく金次郎の周囲でPさんが面白いとブームになりました(笑)。未だ彼は消息不明です。

第7位 アメリカで500万部売れた「ザリガニの鳴くところ」を読む(2020年4月20日):これは明らかに映画化のおかげでPVが伸びたものと思われます。オリビア・ニューマン監督ありがとうございます!

第6位 金次郎、引き続き出版社の歴史に興味深々(2022年2月18日):金次郎が自然と戯れて成長した話がうけたのか、はたまた出版社の歴史が読者の皆さんの興味をそそったのか、恐らく前者と思われます(笑)。金次郎の自分史ネタも尽きつつあり辛いです。

第5位 いよいよ本屋大賞2022ノミネート作品発表!(2022年1月21日):本屋大賞関連は引き続き人気が高いです。まさか眼科での眼圧測定についてのうんちくがPVを稼いだということはさすがに無いでしょう(笑)。

第4位 金次郎、新年早々箱根駅伝も見ずに自転車レースにはまる(2022年1月6日):まだ妻の股関節痛がひどかった頃に書いた記憶が蘇り少し辛くなりましたが、読み返すと内容が非常に充実していて驚きます。去年はブランチBOOK大賞と本屋大賞の関係を深掘りしていて我ながらやるなと思いました(笑)。そういえば、我々夫婦を救ってくれた「弱虫ペダル」との出会いもこの頃でした。

第3位 金次郎、懲りずに文学少女に本を紹介+楡周平作品を読む(2020年4月26日):文学女子への本の紹介は根強い人気の企画ですが、2年近く前の記事なのにまだこれだけ上位に入るというのは凄いと思う一方、誰がどんな目的で読んでいるのだろうと純粋に不思議でもあります。今週も紹介していますが楡作品の人気も背景に有るのかもしれません。

第2位 金次郎、ブログの人気取りのためにトラウマ記憶をさらす(2022年1月14日):金次郎がヤバい若者であり、小学生時代は剣道が異常に下手だった上に昇級審査にまつわる悲しい事件で心に深い傷を負ったという、ここに書いても何一つメリットの無い内容が綴られている記事を自ら読み返して悲しい気持ちになりました(涙)。

第1位 【アフター4読書恒例企画】本屋大賞2022順位予想対決!(2022年4月3日):宿敵Mの協力を仰ぎこのブログで唯一他の方の文章が掲載されるこの記事は、間違い無く一年で最も労力をかけ内容を充実させたものですので、これが読者の皆さんに一番読んでいただいたという結果は本当に嬉しいです。今年の予想対決へのモチベーションが激しく上昇いたしました!

既に力尽きそうになっていますが本の紹介もしておきます。「サンセット・サンライズ」(楡周平著 講談社)では釣り好きの主人公がコロナ禍でのリモートワーク普及の波を捉え、隠れた海釣りスポットである宮城県のある町へのお試し移住を検討するところから物語は始まります。地元でしか味わえない山海の珍味を楽しむことを含めた田舎暮らしの魅力と、移住プロセスでの様々なハードルや地元住民とのトラブルといったネガティブ要素をバランス良く提示し、最後は楡作品らしく新しいビジネスモデルを披露して締めくくるという盛沢山の内容となっております。ただ、本作では更に震災で被災者が負った精神的、経済的な痛みに光を当てたり、官民それぞれが担うべき役割を本質思考で整理したりと欲張って詰め込んだ結果、一つ一つのテーマを充分に深掘りしきれていない若干の消化不良は残ると言わざるを得ません。勿論、一冊で多くの幅広い視点を得られるという見方もでき、その点では参考になること請け合いですので間違いなくおすすめです。この年末年始の機会にずっと読めていなかった楡先生の衝撃デビュー作である「Cの福音」(同 KADOKAWA)を読んだのですが、ダークヒーロー朝倉恭介が鍛え抜かれた知力と体力そして胆力を駆使し、90年代の当時としては斬新なインターネットを活用した手法で未開拓市場日本にコカインを大量に流入させるというストーリーは非常に練られており、犯罪ではあるものの(笑)、常に新奇性と現実性を兼ね備えたアイデアを提示するという楡スタイルの萌芽がデビュー作の段階で垣間見えていることになんとなく嬉しくなりました。全6作の朝倉恭介シリーズのうちアメリカを舞台に恭介がマフィア間の抗争に巻き込まれる「猛禽の宴」(同)は早速読了しましたが、残りも早いうちに全部読もうと思います。

「パラソルでパラシュート」(一穂ミチ著 講談社)は、契約社員という立場や30歳という年齢に対して世間が押し付けてくる様々な枠に息苦しさを感じている主人公の美雨が、ある夜偶然に物事を偏見無く純粋に捉える視点を持つ売れないお笑い芸人の亨と出会うところから物語は始まります。そんな変わり者の亨や彼の相方である弓彦など個性溢れる芸人の面々との不思議な縁が少しずつ美雨の心と人生を自由にしていく様子を描く清々しい作品です。芸人ものらしく会話のテンポが良い上にそんな会話を笑いに変えるツッコミのキレがまた素晴らしく、笑って泣ける一穂先生らしい一冊だと思います。お笑い芸人を描いた作品として真っ先に思い浮かぶのが又吉先生の「火花」(文藝春秋)ですが、比較しようと読み返してみると、著者が現役の芸人さんということで当然といえば当然ですが、細部のリアリティの描き込みとしてはこちらが断然上でした。一方で、内容が説明くさくて理屈っぽいお笑い哲学に寄り過ぎているために読みながら疲れてしまうかもという印象で、読後の爽快感は明らかに「パラソルで~」に軍配でした。金次郎も会社で説明くさいことが多いので2023年は注意しようと反省いたしました(涙)。勿論、お笑いとは、人生とは、のような難しい命題を突き詰めて考えられる充実した精神状態の時に読むには「火花」はなかなかいい本だと思います。

年始早々長たらしくなってしまいすみません。昨年は後半盛り返して379冊の本を読むことができました。今年も一日一冊ペースが維持できるよう頑張ります!


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投稿者: 金次郎

読書が趣味の50代会社員です。

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