先週末は人生でも指折りの貴重な体験をしてまいりました。いつもこのブログに登場いただいている人間国宝級の寿司職人M男さん(大将)と飽くなき味の探究者であるイタリアンシェフのK子さん(シェフ)ご夫妻に声を掛けていただき、日本焼肉界の最高峰とされ予約の取れない名店として知られる白金の金竜山を訪問するという僥倖に恵まれました。常連さんが必ず次回の予約を取って帰るというエコシステムの中で運営されているために、その常連サークルの方と知り合いになって連れて行ってもらう狭き門をくぐらないと辿り着けないお店であり、今回は40年金竜山に通い続けている大将の常連パワーにあやかり、6名席のうち4名を選出できるという超貴重な権利をいただいてしまい鼻血が出るほどの興奮に震えました。
サソリの毒でひと山当てようとする謎の英会話講師は成功するのか?
先日エジプト在住アメリカ人講師から英会話のレッスンを受けていた際に、金次郎が化学品業界で働いていると自己紹介したところ、化学品ならスコピオバナーを取り扱えないか検討して欲しい、と授業そっちのけで熱心に語りかけられました。スコピオバナーという謎の単語がいったい何なのかを理解するまでに25分しかないレッスン時間のうち10分程度を無駄に消費してしまいましたが、よくよく聞いたところそれはスコーピオンベノム(scorpion venom)のことだと判明いたしました。
金次郎、生きていれば80歳の亡き母に思いを馳せる
8月24日は8年ほど前に亡くなった金次郎の母親の誕生日でした。福岡市の西区(後に早良区)で昭和18年に生まれた母は存命なら今年80歳を迎える戦中生まれ世代で、さすがに2歳足らずでそれは無いだろうと思ったのですが、空襲警報が鳴ると防空頭巾をかぶって防空壕にいち早く逃げ込んでいたと生前自慢げに語っていたのが思い出されます。母が通っていた西新小学校は所謂マンモス校で授業は午前の部と午後の部の2部制だったと小さい時に聞かされ、子供心に毎日半ドンで羨ましいと感じた記憶が有ります。夏になると、今ではすっかり開発されてしまった百道の砂浜でよく泳いでいたと話していましたが、ちなみにこの百道浜に打ち寄せられていたサザエやワカメを見た長谷川町子先生が、後に国民的漫画となったサザエさんを発想したというのは有名な話です。
美味!稀少固有種ビワマスの衝撃再び
8月14~16日は休暇をいただき11日の山の日から都合6連休の夏休みを満喫しておりました。折角のお休みを体調万全で過ごすべく、休暇初日の11日に食事の後は食材のパワーでいつも元気百倍にしてもらえるお気に入りレストランである水天宮前のキオキータに夫婦でうかがいました。今回はその天然ぶりで図らずもお店の雰囲気を支配してしまうスタッフKちゃんがお休みで不在ということもあり、やや落ち着いた雰囲気となった店内で(笑)カウンターに陣取ってシェフと楽しくお話をしながら極上のお料理をいただくという贅沢なひとときとなりました。途中からはシェフのパートナーである伝説の寿司職人M男さんもふらりと現れ、我々夫婦の隣に座ってワインを飲みながら食事をつまむシチュエーションで、故郷青森の思い出、厳しい修行時代の苦労、築地や豊洲市場のあれこれなどお寿司以外のことについても興味深いお話をたくさん聞くことができ、気づけば11時という、時間が経つのを忘れてしまうほどの充実したディナータイムとなりました。
金次郎、知人の「今度博多に旅行に行く」という発言への違和感について考える
金次郎は福岡市南区出身ですが、それを知る多くの方から「今度博多に旅行に行くんだ」、「博多っていいところだよね」と言われ、正直違和感を感じることが結構有ります。金次郎も含め大部分の福岡市民は福岡≠博多という認識で、博多と聞くと博多駅か福岡市博多区を思い浮かべる人が大半なのではないかと思います。なので、博多ってどこが面白い?天神?(天神は福岡市中央区の繁華街であり博多とは呼びにくい)とか、今度博多観光で大宰府に行くよ(大宰府天満宮は博多区は勿論福岡市でもなく、はるか南の太宰府市に有る神社)、などの趣旨の発言をされると頭の中の空間認識が歪んで混乱してしまい、冗談抜きで叫び出したい気分になったりいたします(笑)。
金次郎夫婦、紀尾井町近辺でリア充生活
先日、会社の後輩が奏者として出演するオーケストラのコンサートにご招待いただき、妻と共に紀尾井町の紀尾井ホールを初めて訪れました。地下鉄の永田町駅を出た後、炎暑の中長い長い坂をようやくの思いで登って汗だくになりながら辿り着いたホールは、汗をかいていることが恥ずかしくなるようなシャンデリアきらめく上品かつ涼し気な佇まいの空間でした(汗)。夫婦揃っての汗まみれの醜態を晒さぬよう、そそくさと2階席のすみっこに席を確保してほっと胸を撫で下ろしたのも束の間、会社の上司や同僚に次々と出くわし今度は冷や汗をかくといういたたまれない展開となりました。
金次郎、話題のおじさんビジネス用語の使用をシミュレーション!
最近おじさんビジネス用語が話題になることが多いですが、その主要なものを解説した用語辞典を眺めていると、これは金次郎の勤めている会社で編纂されたものではないかと確信してしまうほどオフィスでの日常会話で頻出しているものが数多く掲載されていて驚かされます。いまどきの若者には通じないことから少しずつ使用頻度が落ちる傾向は有るものの、依然として確固たる地位を占めるこれらの表現ですが、たちの悪いことに金次郎の会社では謎の英単語もどきのカタカナ語が更に混ざり込んでしまうために一層意味不明瞭となるケースが多く困りものです。江戸時代に薩摩藩が幕府や他藩からの密偵をあぶり出すために特殊な方言をわざと公用語としていたという話を思い出さずにはいられないほど時に暗号めいた会話が繰り広げられるわけですが、イメージとしては以下のようなものとなります(勿論完全なフィクションです!)。上司であるAさんは40代後半、直属の部下Bさんは40歳前後、たまたまカフェで隣に座ったCさんの心の声が漏れていますが、彼は就活準備中の大学生という想定です。さて、皆さんはどの程度理解できる=おじさんでしょうか(笑)。
読書家金次郎、文豪にあやかる初夏の伊豆行(後編)
今回で伊豆旅行記は完結です。前回は川辺の〈寝湯〉を満喫したところまで書きました。その後あっという間に眠くなり楽しかった旅の初日が安らかに終了し、気付けば翌朝爽やかな日の光を浴びて心地よい目覚めを体験しておりました。妻と共に畳敷の居間から早朝の森の景色を眺めながら気づいたのですが、ベッドの置いてある空間が2段ほど下げてある効果でベッドの圧迫感が全く気にならず、視界を遮る物が室内に無いので景色を存分に楽しめる構造になっていてよく考えられているなと改めて感心いたしました。
読書家金次郎、文豪にあやかる初夏の伊豆行(中編)
前回は食事の前に足だけ部屋の露天風呂につかってリフレッシュしたところまで書きました。その後直ぐに夕食となり、身体ポカポカの状態で食事フロアに向かったところ、Aさんご夫妻と我々の4人のみという贅沢な個室が用意されており一気に期待が高まりました。全11品の盛りだくさんなメニューは、いきなり最初の箸付から、胡麻豆富・鮑・雲丹・キャビア・美味出汁・山葵、続く前菜が、魚素麺・いたや貝小柱・豚角煮・磯つぶ貝旨煮・紅葉南京・鯵手綱寿司・鱚南部揚げ・デラウェア霙和え(お料理の表記はメニュー通り)と大変豪華で驚きました。その後も桜海老や鮎など地元のものから和牛ステーキなどどれを取っても期待以上の満足のいくクオリティで、温泉旅館にありがちな単純に新鮮さと量とで勝負というような雑な感じでなく一品一品にきちんと仕事がしてあるところにも非常に好感が持てました。
読書家金次郎、文豪にあやかる初夏の伊豆行(前編)
先週末、敬愛するAさんご夫妻と金次郎夫妻の4人で小旅行に行って参りました。いつもと少し趣を変え、最高に楽しかった思い出を忘れないための旅日記的なブログになりますことご容赦下さい。シンガポール駐在時代に知り合ったAさん一家とはこれまでオーストラリア、ベトナム、箱根と家族ぐるみで一緒に旅をしてきましたが、Aさんのお子さんたちもすっかり大きくなって手が離れ、12年ぶりの今回の旅は初の大人のみのものとなり、初めてお会いしてからの20年という月日を実感し、非常に感慨深い思いでした。旅の計画段階では、先ず各部屋に露天風呂の付いている温泉に行くことが決まり、新幹線を含む電車+レンタカーという移動手段を決めて目的地を選定したのですが、移動の新幹線が何気に高くつくために一定の予算を設定してしまうとどうしても北関東から東海にエリアが限定され、旅行好きの美容師さんに絶対いいから行くべきとすすめられた青森の奥入瀬渓流温泉は今回は落選となりました。色々と相談して最終的に天城の湯ヶ島温泉郷に有る谷川の湯あせび野という宿が運良く空いておりましたのでこちらを予約することといたしました。
50歳の金次郎、今更アメリカ50州の基礎知識入門書を読む
相変わらず大谷選手の大活躍は続いていますが、ふと彼の所属するLos Angeles Angelsという球団名はAngelが被っていることに気づき、〈天使たちの天使〉みたいな意味になっていてちょっと笑えました。日本語では表現しにくいですが東京ミヤコズみたいな感じでしょうか(笑)。あまり関係有りませんが、前々からたくさん有るアメリカの州について興味を持っており、今回「最新版 アメリカの50州がわかる本」(時事アナリスツ著 河出書房新社)を入門編として読んでみました。
金次郎、オンラインのプレゼン時に鼻水を流す
先日たくさんのお客様を前にオンラインでプレゼンをする機会が有りまして、途中までは調子よく説明を進めていたのですが、突然何の前触れも無く鼻水がとめどなく流れ出す事態となり、プレゼンも未だ半分弱残っている状態でいきなり画面から消えるわけにもいかず、かなりパニックに陥りました。
高校生になった文学女子ABさんに恐る恐る本を紹介
同じ美容室に通っているというだけの接点で、会ったこともない双子女子ABさんに気に入ってもらえそうな本を不定期で紹介するこの企画も今回でもう第11弾となりました。小学生だったお二人も春からは高校生となりどんどん新しい世界を切り拓いているのに対し、割と立ち止まっている中年として焦る気持ちも有りますが、読書の師匠としての威厳を保つべく今回も全力で臨もうと思います。金次郎が高校に入ったのは1988年ですが、当時はえせヤンキー中坊から真面目県立高校生となり、学業も運動も周囲にそこそこ手強い奴等がいるぞという雰囲気が漂う中、色々真剣に取り組まないとちょっとまずいかも、などとぼんやり考えていたことを思い出します。
金次郎、謎の漂泊民に興味を持つ
30年来の競馬好きの金次郎ですが、今年はオークス、ダービーと5月のクラシックレースを連敗して悲しい気分になっております。ただ、イギリスのエプソムダービーで三冠馬ディープインパクトの子供であるオーギュストロダンが勝利するという嬉しいニュースが入ってきたり、マイル王決定戦の安田記念では予想が的中したりと、徐々に運気は上向いているような気がしておりますので春シーズンを締めくくるグランプリレースである宝塚記念では必勝を期したいと思います。英会話のレッスンでそんな競馬の話をしていたところ、イギリス人の講師が自分の家はダービーが開かれるエプソム競馬場の近所だったが、あの辺りには法律やルールを超越した警察にも手が出せないアイリッシュ・トラベラーズという漂泊民が住んでいるから結構危ないという話をしておりました。
「面白いほどわかる たんぱく質の新常識」を読み、たんぱく質について学び直す
少し前のブログにてプロテインを飲み始めたら毛髪の力が増した気がすると書きました。整体の先生にもたんぱく質をたくさん摂取すると健康に良いとすすめられましたので、これまでかなり無知であったたんぱく質について「面白いほどわかる たんぱく質の新常識」(藤田聡著 宝島社)を読んで勉強してみました。先ずはうんちくからということで(笑)、たんぱく質を表すプロテインという言葉はギリシャ語で
金次郎夫婦、野性味溢れる猫たちに癒されまくる
夫婦で家の近所を散歩していた際に謎のロボットカフェというものを見つけ、こんなよく分からないコンセプトカフェが有るのなら、我々夫婦が愛してやまない猫カフェも有る筈だ!と思い立ち、この地域に住み始めてから16年、一度もやったことが無かった猫カフェ・人形町での検索を実行してみました。すると、なんと我が家から僅か徒歩4分という奇跡的なロケーションで5年前から猫カフェが営業しているではありませんか!
金次郎、ふと中国での地獄の飲み会について思い出す
コロナ真っただ中の時は不思議と思い出しませんでしたが、最近少しずつコロナ感染者やはしか患者が増えてきているとのニュースを見て、ふと10年以上前の恐ろしい感染体験について思い出しましたのでそのことについて書いてみようと思います。当時金次郎は中国顧客との関係構築を目指し、また来たのとうんざりされながらも毎月のように現地に出張し面談&会食を繰り返しておりました。基本的には上海地域が中心でしたが、時には揚子江をやや遡った場所に位置する顧客のオフィスまで車で数時間かけて通うこともしばしばでした。あれは確か冬の非常に寒い時期の出張だったと思いますが、
サ高住とハトとぶよ、のその後について
そろそろこのブログも200投稿を超えようとしておりますので、今週は初めての試みとしてこれまで書いた記事のフォローアップをしてみようかと思います。去年の10月に義理の両親がサ高住を探しているという内容について書きましたが、先月彼らは40年近く住んでいた自宅を家じまいして無事サ高住に引っ越し完了いたしました。物が捨てられぬ義父の性格故に、越してからひと月が経とうとしているにも関わらず溢れんばかりのダンボールにまみれて暮らしているというのはまだご愛敬なのですが、
今回はコナン・ドイル先生とその公認後継者アンソニー・ホロヴィッツ先生尽くし!
金次郎は小中学生時代コナン・ドイル先生のシャーロック・ホームズシリーズを読み漁って過ごしましたが、1927年に終了したこのシリーズに80年ぶりに書かれた続編が存在すると最近知り、以前このブログで書いたイギリスの超売れっ子であるアンソニー・ホロヴィッツ先生がコナン・ドイル財団公認の作家として著された「シャーロック・ホームズ 絹の家」と「モリアーティ」を大感謝しながら読了いたしました。感想は後程紹介するのですが、突然ですが皆さんはガイアナ共和国という国をご存知でしょうか。
10代の金次郎がビー・バップ派でなく湘爆派であった懐かしい思い出
先日同学年の友人と久々に食事をしましたが、50歳過ぎのおっさんがややどうかとは思うものの、相変わらず10代の頃に夢中になった漫画やアニメの話で大変盛り上がりました。こういうコンテンツに関する話題の際の40台後半から50代前半世代のとめどない盛り上がりぶりがやや異常であることは、若者世代からちょくちょく指摘されて認識しており、これは後の世代と比較して娯楽の選択の幅が極端に狭かったことに起因するのだろうと自分の中では整理しています。現代のように数えきれない選択肢の中から自分の趣味に合うものをピックアップするというのではなく、基本的に入手可能なものは全部読んだ上で好きな作品をより深掘りするというのが当時の楽しみ方であり、故に同時代のどの作品に対してもかなりの確立で話題を共有できることが他の世代の介入を寄せ付けない、高テンションおやじ集団による局地的な盛り上がりに繋がっているのだろうと思います。最近は不良が登場する作品として東京リベンジャーズが大流行していますが、