先日もマンゴーについて書きましたが、金次郎は四季折々のフルーツを楽しむことを趣味としております。最近では夫婦共に大好きな桃が出始めておりこれから食べるのが楽しみでなりません。実は、このブログでもお馴染みのK子シェフから強い推薦を受けた岡山産の清水白桃をお取り寄せしており早く届かないかなと毎日待ち焦がれている状況です。そんなフルーツフリークの金次郎も、キウイだけはその酸っぱさからあまり得意としてこなかったのですが、調べてみると意外にも奥が深いことが分かり、これからは次の旬である秋口に向け周到に準備して希少品種を入手しようと考えております。
カテゴリー: 小説・文学作品
金次郎、フィラーワードによるイップスを心配する
金次郎は仕事柄お客様の前でプレゼンをする機会が有るのですが、そんな時に気になってしまうのが自分の発言に忍び込んでくるフィラーワードの存在です。フィラーワードとは、発言の中で単語と単語の間に差し込まれる無意味な言葉の総称ですが、代表的なものとしては「えー」、「えーっと」、「まぁ」、「そう」、「なんと言うか」、「はい」、「やっぱり(やっぱ)などが挙げられ、読者の皆さんも思わず口に出したり他の人の発言が気になってしまったりというご経験をお持ちと思います。考える間を取ったり、自分の中で言葉のリズムを整えたりする効果を無意識のうちに狙って出てしまうフィラーワードですが、頻度が低ければ気にならないものも濫発されてしまうと文章がぶつ切れとなって意味が通じなくなったり、聞き手の集中力を削いだりとコミュニケーションを阻害するリスク大の要注意癖です。
なぜパナマ運河は太平洋と大西洋を繋いでいるのに水不足なのか
ネタに困った際の英会話頼みというワンパターンで恐縮なのですが、最近パナマに在住しているというアメリカ人講師に複数遭遇し、短時間で太平洋と大西洋の両方を訪れることができるのはパナマだけだと微妙に自慢されましたので、やや気になってパナマについて調べてみました。パナマと聞いて先ず思いつくのは100%パナマ運河でしょうが、水不足で船舶の通行が制限されたり、トランプ大統領が運河の支配権を取り戻そうと画策したりと話題の尽きない交通の要衝です。
「寿司屋のかみさん」シリーズの名登利寿司閉店に後悔先に立たずを実感
以前このブログの〈東中野の名店、名登利寿司で江戸前寿司を堪能〉、〈「寿司屋のかみさん さよなら大将」を読み、改めて会ったことの無い大将を偲ぶ〉で紹介した東中野の名登利寿司はちょっと自宅からは遠いものの、丁寧な仕事のお寿司と著名エッセイストのおかみさんとの会話を両方楽しめる美味しくて居心地の良いお店でした。このところやや足が遠のいていたのですが、5月に入っておかみさんの最新刊である「寿司屋のかみさん 新しい味、変わらない味」(佐川芳枝著 青春出版社)を読み、猛烈に食欲が刺激され、早速一緒に行ってくれる同僚を見つけて予約を試みました。
パソコンの買い替えで金次郎夫婦の心が砕け散る
本屋大賞予想対決真っただ中の3月に突如パソコンが起動しなくなり、それまでに書き溜めていた各候補作の感想を見直すことができなくなってしまい途方に暮れた事件についてはこのブログでも軽く触れました。慌てふためいて家電量販店に駆け込みパソコンを手に入れようとしたのですが、そこから金次郎家は期せずしてインターネットプロバイダー・携帯電話キャリア間の仁義無き血みどろの戦争に巻き込まれることとなってしまいました。
金次郎のズームイン!!朝!に映り込んだ青春の思い出
先週の四十九日法要の際に久しぶりに東京メトロ有楽町線に乗ったのですが、麴町駅に停止したところでふいに30年以上前の記憶が蘇りました。それは、金次郎と同年代の方にはお馴染みのテレビ番組であるズームイン!!朝!のオンエア中に徳光さんがしゃべっているスタジオの背景に映り込むことに挑んだ若気の至りの記憶です(笑)。福岡にいた頃から同番組をよく観ていた金次郎は、上京した暁には一度は全国ネットに登場してやろうという野望を抱いており、きっかけは忘れてしまいましたが当時学生ハイツで共に暮らしていたカメラマンの卵男子のOちゃんとギター職人見習いのKくんと連れ立って一念発起その野望を叶えることといたしました。
金次郎、酔っ払いで溢れる人形町で胃腸炎トラウマ発動
毎年、金次郎の住む人形町エリアが大量の酔っ払いで溢れるカオス状態になる特別な日が存在します。ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、それは〈日本橋エリア 日本酒利き歩き〉イベントの日でだいたい4月上旬の土曜日に開催されているようです。なんと、前売りだと僅か4000円、当日でも4500円で全国の銘酒が飲み放題というお得な企画で、とにかくこの日はパンフレットの冊子とお猪口を手にした日本酒好きが集い、街中に喚声とゲロを撒き散らすなかなかシュールなイベントです。
【アフター4読書恒例企画】本屋大賞2025予想対決の結果を発表!
4月9日(水)に本屋大賞2025の結果が発表されました。金次郎、宿敵M、そしてChat GPTまでもが「カフネ」(阿部暁子著 講談社)を大賞に予想しており、今回は大賞を外して恥ずかしい思いをするのではという胃の痛くなる危機感は薄く比較的余裕を持って発表の瞬間を迎えることができました。そして、予想通り大賞は「カフネ」が獲得し、点数を見ても581.5点と2位に約230点の大差をつける圧勝となりました。出だしは妄想癖、キレキャラ、酒びたりと全くダメダメであった薫子が次第に大変な有能ぶりを示す一方、抜群の料理の腕前とぶれない信念で無欠に見えたせつなが意外と弱みを見せるという裏切り展開も読者を飽きさせない仕組みとして機能しており、改めて巧いなと感じ、その良さに気付けた自分を褒めたいなと思いました(笑)。成瀬の揺るがなさに100%依存しその強さを信奉すらした去年と異なり、人間の多面性や弱さや心の揺らぎを正面から受け止め、これが人間だと世に問うた本作が大賞に推されたことを心から嬉しく思います。阿部先生、受賞誠におめでとうございました&有難うございました!
【アフター4読書恒例企画】本屋大賞2025順位予想対決!
今年もこの日がやって参りました。4月9日(水)の本屋大賞2025結果発表を前に、連日深夜に及ぶ激務と急性胃腸炎に苦しんだ上に、ノミネート作品を読んで書き溜めたメモがPCの故障により失われるという災難に見舞われ、今回は順位予想を断念しようかと心が折れかかりましたが、何とか自らを叱咤しぎりぎりで予想を完成させることができました。宿敵Mとはオフィスで会ってもこの対決の話は全くしないという冷戦状態が続いておりましたが、いよいよ本日より熱い戦争の始まりです。過去6回の対決は3勝3敗のタイとなっており、先日執り行われたMの披露宴で司会の方からこの対決について大々的に言及されてしまったという事情も有り、主賓卓に座った者として絶対に譲れない負けられない戦いです。更に今回は新たな試みとしてChat GPTにも順位予想をしてもらっており、この6年間の対決の蓄積がAIの勢いを凌駕するのか、それとも人類があっけなくAIの軍門に下るのか、対決の行方をお楽しみいただければと思います。以下がその予想となりますが、なんとChat GPTも含め全員が「カフネ」を大賞に推しており、勝負は2位以下の結果次第となりました。対決の帰趨は「恋とか愛とか」、「死んだ山田」、「spring」、「生殖記」あたりの位置付けが握っていそうな雰囲気ですが、二人して一番好きな「小説」を奥ゆかしく3位にしているあたりに我々の予想の洗練度の上昇が表れていると思います(笑)。
いよいよ受験生の文学女子ABさんにKYにも本を紹介
同じ美容室に通っているというだけの理由で、つきまとうかのように文学女子双子のABさんに本を紹介しているこの企画もはや15回目となりました。人生絶賛停滞中の金次郎とは異なり、企画開始当初は小学生であったABさんはこの春からいよいよ大学受験を控える高校3年生になるという目覚ましい成長ぶりで、お会いしたことは有りませんが無限の可能性の第一歩として希望の道に進学が叶うよう心よりお祈り申し上げます。思い返せば金次郎も34年前の3月にアパマンの所要時間付き路線図を握りしめて上京し、長津田の親戚宅を拠点に大学の入学手続きをしたり、下宿先を探したり、原宿竹下通りを訪れたり、上野公園の西郷隆盛を眺めたりしながら(笑)、希望に胸を膨らませておりました。意外とその頃に戻りたいとまでは思いませんが、当時の根拠の無い全能感を思い起こしていると、これからそんな未来を経験できるABさんのことはちょっと羨ましいとは感じます。これまで何となくお休みに合わせたりしながらアドホックに面白い本を紹介してきましたが、さすがに受験生にページターナーは毒だと思いますので受験戦争終了まではしばらくこの企画も自粛しようと思います。ということで、全く受験生へのエールになっていないチョイスで恐縮ではありますが、最後の息抜きの春休みをエンジョイいただけるよう以下厳選おすすめ本です!(⑭読書の秋は本当に読書の秋なのかを検証しつつ文学女子に本を紹介/⑬GW突入、文学女子ABさんに本を紹介/⑫年末年始のお休みに向け、今回の文学女子への紹介本はミステリー祭り/⑪高校生になった文学女子ABさんに恐る恐る本を紹介)
金次郎、過去の出張トラブルについて振り返る
先週は出張に出ており全く時間の余裕が無くブログをお休みしてしまいました。楽しみに読んでくださっている読者の皆さん、すみませんでした。金次郎は30年の会社員生活の中でそれなりに海外出張をしており数えてみると21か国を仕事で訪れておりましたが、幸いなことに荷物を盗られる、ロストバゲージする、パスポートを失くす、大きく体調を崩す、飛行機が飛ばない、乗り継ぎをミスして途方に暮れるなどの出張あるあるトラブルに見舞われたことは殆ど無く、せっかくなのでこのまま定年までトラブル無し記録を更新し続けたいと考えております。
金次郎、10年ぶりに葬儀に参列する
2月末に身内に不幸が有り、先日葬儀に参列して参りました。記憶に有る限り母が亡くなって以来の葬儀でほぼ10年ぶりでしたが、先月の結婚式に続き立て続けの礼服着用となり何はともあれ10年以上前に新調した礼服が無理なく着られることに自分を褒めております。葬儀は新宿区上落合に有る落合斎場で営まれましたが、妙正寺川と神田川が形成する谷底平地と武蔵野台地の高台が入り組んだ地域だけのことはあり、斎場に辿り着くまでの坂道は結構ハードでした。加えて道路の舗装も悪くなかなかの悪路で歩きづらく、うちの妻は霊柩車の走り過ぎで地面削れた?と言っていたのでやんわりと否定しておきました(笑)。ちなみに落合という地名は先述した二本の川が落ちあう場所ということで名付けられたようです。
金次郎、高野秀行ワールドにのめり込み高野作品を乱読
ファーブル昆虫記に多大な影響を受けて育った金次郎は、小学生ぐらいまでネイチャー関連のドキュメンタリーを制作するような仕事に就きたいと夢見ていた時期が有りました。成長するに連れそんな純粋な思いは後退し、かなり即物的な方向のキャリア選択となってしまいましたが(汗)、未知なる事象への好奇心や憧憬は心の中にそれなりに残り続けております。そんな金次郎にとって、〈辺境〉をこよなく愛し、危険を顧みず現地に赴いてそこで体験したことを面白くかつ分かり易く読者に提示してくれる高野秀行作品との出会いは破れた夢を疑似体験を通じ取り戻させてくれる大変貴重かつ有難い機会でした。読書することの意義を改めて噛みしめつつ、感動が冷めないうちに感想を書いていこうと思います。
いよいよ本屋大賞2025ノミネート作品発表!
今週2月3日(月)に本屋大賞2025のノミネート10作品が発表となりました。金次郎はそのうち8作品を既に読了しており、どれもがいずれ劣らぬ秀作との印象にてあまり驚きは有りませんでしたが、昨年の順位予想対決で苦杯を嘗める原因となった「成瀬は天下を取りにいく」の続編が候補作入りしており、過去の恨みという感情論を排して冷静に今年の予想に臨めるのか自分自身に問いかけているところです(笑)。と言うことで、4月9日(水)の大賞発表に向け、毎年恒例となっている宿敵Mとの予想対決を今年もやりますので、4月5日(土)頃の投稿をお待ちいただければと思います。さて、以下ノミネート作品の簡単な紹介です!
金次郎夫妻、老舗名店のお汁粉を堪能する
先日、お休みをもらっていた平日午後に時間ができたので神田須田町の名店である甘味処竹むらを訪問いたしました。神田須田町一帯には東京大空襲で奇跡的に焼け残った老舗が多く、あんこう鍋のいせ源や鶏すきやきのぼたんなど趣深い建物と伝統の味わいを楽しめるエリアとなっています。昭和5年創業でそんな老舗の一角を占める竹むらは、NHKの朝ドラ「虎に翼」に〈竹もと〉として登場したことで人気に拍車がかかり、週末は長蛇の列で1時間以上待つことも有るそうですが、金次郎は平日の変な時間の訪問だったためか幸運にも並ぶこと無くするりと入店することができました。
たまには読書ブログらしく第172回直木賞候補作を全読み
年始早々の1月5日(日)に本屋大賞2025の書店員による1次投票が締め切られ、いよいよ今年の本屋大賞レースが本格化して参りました。ノミネート10作品の発表は2月3日(月)、大賞発表は4月9日(水)というスケジュールですので、これに沿って今年も適宜本屋大賞予想対決企画を本ブログにて発表していきたいと思います。宿敵Mとの対戦成績は昨年までで3勝3敗と拮抗しており、一歩抜け出すべく予想に全力を尽くしたいと思います。今年は話題のChat GPT o1にも参考までに予想をさせ、我々の予想と見比べるという非常に現代的な企画を考えておりますので楽しみにお待ちください!
話は変わりますが、さる1月15日(水)に第172回芥川賞・直木賞が発表となりました。芥川賞は安堂ホセ先生の「DTOPIA」(河出書房新社)と鈴木結生先生の「ゲーテはすべてを言った」(朝日新聞出版)が受賞となり、金次郎イチ推しの乗代先生はまたも受賞ならずで残念でした。一方の直木賞は以下5作の候補作から伊与原新先生の「藍を継ぐ海」(新潮社)が選出されましたが、今回は読書ブログらしく候補作それぞれの感想を書いていきたいと思います。
2024年は新たに22語の日本語がオックスフォード英語辞典に登録される!
去年の訪日外国人の数は3600万人を超えたようですが、相変わらず東京ではどこに行っても多種多様な外国の方を目にします。外国人が日本の文化に触れる機会が増えたためか、日本語が初めてオックスフォード英語辞典に登録された1577年から2023年までの約450年間に英単語となった日本語が僅か500語超であったのに対し、2024年には一気に22語が登録されたようです。日本の豊かな食文化を背景としてか食べ物関連の言葉が多く、karaage(唐揚げ)、onigiri(おにぎり)、okonomiyaki(お好み焼き)、takoyaki(たこ焼き)、udon(うどん)、katsu(カツ)、tonkatsu(とんカツ)、katsu curry(カツカレー)、wagyu(和牛)等が新たに加わっています。
金次郎、新年早々2024年を大反省
少し遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。本年も本の紹介は勿論のこと、読者の皆さんが少しでもニヤけられるような記事を書くことを心がけて頑張りますので引き続きよろしくお願いいたします。いきなりのうんちくで恐縮ですが(笑)、ケンブリッジ辞書が選ぶ2024年の〈今年の英単語〉に選ばれたのは、目標達成のイメージを思い描くことでその実現に近付くという意味のmanifestでした。一方、金次郎の2024年はというと、かなりmanifestでない1年となってしまい、年頭のブログはそんな不甲斐なさを振り返っての反省からスタートすることと相成りました(汗)。
【アフター4読書】祝5周年! 歴代人気記事ランキング
2019年の12月に軽い気持ちで始めたこのブログですが、気付けばなんと丸5年も続いてしまっておりました。その間コロナ禍期間を挟んだり、会社では2度の異動を経験したりとそれなりに変化は有ったものの、金次郎(2024年6月)、その妻(同11月)がそれぞれコロナで倒れた週以外は基本毎週1回のペースを守って投稿し続けられたことはほぼ奇跡と我ながら感心しております。今後も出張に行ったり、寄る年波で体調を崩したりと困難に見舞われるとは思いますが(汗)、楽しみに読んで下さっている読者の皆さんの期待に応えるためにも頑張って書き続けたいと思いますので応援よろしくお願いします!まぁ、出張に行ったり病気になったりするとネタが増えて実はブログにとってはプラスだったりもするのですが(笑)。さて、5年間でだいぶ投稿の数も増えてきておりますので、今回はビュー数の多い上位20投稿を一挙公開することといたします。古い記事の方がビューが多いのは当たり前ではあるのですが、以下の上位投稿のかなりの部分が最初期である2020年に書いたものになっていて、歳を重ねているにもかかわらず今一つ進化できていない自分が少し悲しいです(涙)。投稿したそばからどかんと読んでもらえるような面白い内容とすべく来年は更にインプットのバラエティを増やしていきたいと思います。
金次郎、声を取り戻そうとする皆さんの努力に感服する
先日、タクシーに乗った際に運転手さんの声がロボットのような電子音で少しだけ驚きました。ただ、金次郎家までの道筋を伝えるやり取りにも全く支障が無く、恐らく喉のご病気で声帯を切除されているのだと推察したのですが、その状態からスムーズに会話ができるようになるまでの運転手さんの努力を想像し凄いと敬服いたしました。発声の仕組みとしては、声帯が振動して出す〈喉頭原音〉という声の素が、舌や唇の形によって変化して様々な声になるのだそうです。そんな〈喉頭原音〉を生み出す声帯を切除せざるを得なかった方々のために、電気式人工喉頭という機器が存在しているようで、これを喉に当てると〈喉頭原音〉に類似した音が口腔内に伝わるので、後は普通に舌と唇を動かすことで様々な声を出すことができるのだそうです。