金次郎、夜中に謎の異音に恐れおののく

夜中に突然目が覚めて、何だか聞き慣れぬ〈パチパチ音〉が鳴っているぞと気になりだし、雨でもなく、風でもなく、虫でも切れかかった蛍光灯でもなく、一体何の音なのかなかなか判明せず猛烈に気になり全く眠れなくなってしまいました。妻も起こして異音の正体をしばらく捜索したところ、まさかここからという感じで運転していないエアコン内部からドラマでたまに見るスタンガンを使用した時のような〈パチパチ音〉が発生しているとの結論に至り、エアコンのコンセントを抜いてみたところ音はピタリと止みました。

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金次郎、人間ドックの結果フィードバックに憤慨する

先日の人間ドック後の面談で、悪玉コレステロールが高い、脂肪肝に改善傾向が見られない、体重が増えているようだが運動はしているのかとたたみかけられ、不足していたタンパク質の摂取量を増やすことで栄養バランスを改善しようとした結果筋肉量が増えて体重増に繋がっていると思われることや、毎日踏み台昇降運動を30~40分×2セットを目標に続けていて運動は足りていること等を必死で説明したのですが、「犯罪者は口を揃えて自分はやってないと言うんだよ」と取調室で言い放つ刑事のように聞く耳無しの非常に冷ややかな対応をされました。

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金次郎、「室町の覇者 足利義満」から多くを学ぶ

今年の新語・流行語大賞候補が発表となりましたが、今年最もメディアを騒がせたこと間違い無しの「ジャニー喜多川性加害問題」というそのものズバリの表現が巧みに回避されているのは一体どういう背景なのだろうかと色々考えてみましたが、鬼籍に入った人を悪く言うべきではないという古来の怨霊信仰に由来する社会規範が根っこに有るのだろうと漠然と考えておりました。彼が怨霊になった姿は確かにちょっと怖いのでネタにする気分にはなれません。時の首相を悪く言うのも恥ずかしいということなのか、「増税くそめがね」は候補入りしておりませんでしたが、国会答弁で岸田首相ご本人が〈くそ〉を外して「増税めがね」と呼ばれていることは承知しておりますと発言されている姿を見て少し切ない気分になりました。

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金次郎、「素人質問で恐縮ですが」にたじろぐ

最近はちょっとした言葉の行き違いのために恐ろしい炎上に繋がったり、思いもよらぬ揚げ足取りをされたりする怖い時代となっておりますが、とにかく攻撃されるリスクを極力回避することが習い性となった結果、会議や議論の中で若干不適切と思われるフレーズが使われるケースが結構有って気になります。例えば会議の最初に必ずと言っていい程出る「本日はお忙しいところお集まりいただきありがとうございます」には聞く度に猛烈に違和感を覚えます。これがメールの冒頭でよく使われる「いつもお世話になっております」と同様のほぼ無意味な祝詞的な位置づけで使われている場合は百歩譲って良しとしますが、実際にそう思っての発言と見受けられるケースも多く、確かに会議の時間を貴重なものと捉えて生産性の高い議論を効率的に行う意識は大変重要であるものの、参加者はそれぞれが意義や目的を持って会議に出ているケースが殆どであり、主催者が参加者に一方的に感謝をすることがあまりにも強調されるのはちょっと違うのではないかと感じます。

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