GW突入、文学女子ABさんに本を紹介

金次郎夫婦が通うE美容師のヘアーサロンは東京の新スポットである都立明治公園のすぐ傍で、公園内には定番のスタバに加え、ハワイ発のサステナブルアイランドフレンチ料理のお店や、なんとうちの近くの堀留町で人気のパン屋さんの支店などが雰囲気の有るパークビューの立地に散在しており、今度カットのついでに行ってみたいところです。この公園も最近新しくオープンしたものですが、今後は外苑前も再開発されるようですし、32年には築地市場跡地でも東京ドームの移転を軸とした三井不動産による大規模開発が計画されており、当然現在の水道橋地域も大きく変貌を遂げるのでしょうから、古い部分を残しながらも不断に形を変え続ける東京という町には飽きることが無いなと上京34年目にしてつくづく感じております。さて、E美容師とくればお約束となっている文学女子ABさんへのお薦め本紹介企画も今回で第13弾となります。前回の⑫年末年始のお休みに向け、今回の文学女子への紹介本はミステリー祭り、に引き続き長い休暇の前に押し付けがましく本を紹介してみたいと思います。来年は受験生なので、聞くところによると学業はいつも余裕のABさんとはいえ、フルにGWをエンジョイできるのは今年までであろうということで、存分にお楽しみいただける作品を全力で厳選してみました。(⑪高校生になった文学女子ABさんに恐る恐る本を紹介

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金次郎、ネタに困った時のいつもの世界のニュース頼み発動

オンライン英会話のレッスンではdaily newsという世界中のニュース記事を集めた教材を資料として使うことがよく有ります。このニュース記事の内容は当然のことながら金次郎が仕事や個人的趣味のためにチェックしている情報ソースとは方向性がだいぶ違うので、時々これまで気に留めていなかった面白い情報を期せずして入手できて得をした気分になることが有ります。

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金次郎、上級過ぎる上級語彙に心が折れる

50代で中年ど真ん中の金次郎は、文章表現にも年相応に少しは知性や年の功を醸し出さねば恥ずかしいと思いつつ日々を過ごしておりますが、丁度良く「教養としての上級語彙」(宮崎哲弥著 新潮社)という本を見つけたので日本語の勉強をすべく読んでみました。ところが、上級語彙と言うだけのことは有り、漢籍が出典のものが多いためか、50年間見たことも聞いたことも無かった言葉が多数紹介されており、勉強というよりも自らの無知を突きつけられる結果となり心が折れそうになりました。皆さんにもこの衝撃をお裾分けすべく、以下に幾つか見ず知らずの表現を共有したいと思います。心してお読み下さい(笑)。

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クリスマス前の洋菓子と言えばシュトーレンで決まり!

最近季節を感じるお菓子であるシュトーレンをたて続けにいただく機会が有り、昨年新百合ヶ丘のリリエンベルグでその真の美味しさに出会いすっかりファンになったところでしたので、元々シュトーレン好きであった妻共々大喜びで食べております。少し前のブログにも書いた通り、怒りのダイエット中である金次郎にとって、賞味期限が長く少しずつスライスしながら食べられるというシュトーレンならではの特徴が非常に有難く、しかも日を追うごとにドライフルーツの味が生地に染み込んで旨さが増すという優れものにて、毎日ちびりちびりと味わって楽しんでおります。

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金次郎、夜中に謎の異音に恐れおののく

夜中に突然目が覚めて、何だか聞き慣れぬ〈パチパチ音〉が鳴っているぞと気になりだし、雨でもなく、風でもなく、虫でも切れかかった蛍光灯でもなく、一体何の音なのかなかなか判明せず猛烈に気になり全く眠れなくなってしまいました。妻も起こして異音の正体をしばらく捜索したところ、まさかここからという感じで運転していないエアコン内部からドラマでたまに見るスタンガンを使用した時のような〈パチパチ音〉が発生しているとの結論に至り、エアコンのコンセントを抜いてみたところ音はピタリと止みました。

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金次郎、「室町の覇者 足利義満」から多くを学ぶ

今年の新語・流行語大賞候補が発表となりましたが、今年最もメディアを騒がせたこと間違い無しの「ジャニー喜多川性加害問題」というそのものズバリの表現が巧みに回避されているのは一体どういう背景なのだろうかと色々考えてみましたが、鬼籍に入った人を悪く言うべきではないという古来の怨霊信仰に由来する社会規範が根っこに有るのだろうと漠然と考えておりました。彼が怨霊になった姿は確かにちょっと怖いのでネタにする気分にはなれません。時の首相を悪く言うのも恥ずかしいということなのか、「増税くそめがね」は候補入りしておりませんでしたが、国会答弁で岸田首相ご本人が〈くそ〉を外して「増税めがね」と呼ばれていることは承知しておりますと発言されている姿を見て少し切ない気分になりました。

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金次郎、歳を重ね和田アキ子さんと時代小説に優しくなる

人間50歳を過ぎると若い頃には思いもよらなかった趣味嗜好の変化が有るものだなと最近よく感じます。その筆頭に挙げられるのがタレント和田アキ子さんへの態度です(笑)。以前は、芸能界のゴッド姐ちゃんとかご意見番などと持ち上げられ、出川や勝俣ら多くの子分を従えて偉そうにしているアッコの姿に嫌悪感とも呼べるほどの非常にネガティブな感情を抱いており、坊主憎けりゃ袈裟までということで、本業の歌についてもどの辺がR&Bなのだろうかと歌番組に出演している姿を憎々しげに眺めておりました。ところが最近では、過剰なまでに世の中のコンプライアンス意識が高まる中で、彼女の得意技というか存在意義であった毒舌や暴力は完全にNGとなり、日曜お昼に放送されている冠番組「アッコにおまかせ」で見せるその牙を抜かれ翼をもがれたMCアッコの姿は痛々しい以外の何者でもありません。

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金次郎、下手の横好きで将棋に熱中した時代を思い返す

プロ棋士の藤井聡太さんが八冠を制すという偉業を達成されました。メディアでの露出も増え、将棋の知名度もうなぎ上りで、様々な理由で彼を推しまくる中高年おばさま達が、史上初の将棋を指さない将棋ファンとして勢力を伸ばしているようです。そんな通称〈藤井マダム〉軍団が、藤井八冠の恋のお相手として、無口な彼が対談時に若干饒舌になったというだけの理由で国民的優等生である芦田先生に狙いを定めているらしいという下世話かつ無責任な噂を耳にして、その壮大な構想力に感動すら覚えました(笑)。実は金次郎も若かりし頃に将棋を趣味としており、小中学校時代は読書より将棋という感じで、勿論小学校のクラブ活動は囲碁・将棋クラブでしたし、のめり込み度合いはというと、毎週日曜の午前はNHKの将棋講座で勉強した後NHK杯のプロ棋士同士の対局を必ず観る(勿論将棋講座のテキストは確実に購入する)、将棋関連の週刊新聞を定期購読する、各タイトル戦の状況を細かく追いかける、現役棋士名鑑を眺めて推しを探す、書店では定石や詰将棋の本を買って一所懸命勉強する、と今にして思うとなかなかのはまりぶりでした。

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金次郎夫婦、ジプシーの果てに名歯科医に辿り着く

一説にはコンビニより多いとされる歯科医院ですが、治療の良し悪しについて信頼できる情報がネットも含め非常に乏しく、いったん歯科医難民になってしまうと星の数ほどの歯科医の中から腕の良い先生を見つけねばならないという果てしない苦行を強いられることとなってしまいます。金次郎の妻は、痛みに耐えきれず直ぐ診てもらえるという理由だけでかなり外れが多いとされるフリーランス歯科医が集う近所の歯科医院にかかってしまい、不充分な治療を繰り返され、痛みの症状についてもきちんと話を聞いてもらえず、結果として症状が悪化するというひどいことになりました。

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金次郎、生きていれば80歳の亡き母に思いを馳せる

8月24日は8年ほど前に亡くなった金次郎の母親の誕生日でした。福岡市の西区(後に早良区)で昭和18年に生まれた母は存命なら今年80歳を迎える戦中生まれ世代で、さすがに2歳足らずでそれは無いだろうと思ったのですが、空襲警報が鳴ると防空頭巾をかぶって防空壕にいち早く逃げ込んでいたと生前自慢げに語っていたのが思い出されます。母が通っていた西新小学校は所謂マンモス校で授業は午前の部と午後の部の2部制だったと小さい時に聞かされ、子供心に毎日半ドンで羨ましいと感じた記憶が有ります。夏になると、今ではすっかり開発されてしまった百道の砂浜でよく泳いでいたと話していましたが、ちなみにこの百道浜に打ち寄せられていたサザエやワカメを見た長谷川町子先生が、後に国民的漫画となったサザエさんを発想したというのは有名な話です。

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美味!稀少固有種ビワマスの衝撃再び

8月14~16日は休暇をいただき11日の山の日から都合6連休の夏休みを満喫しておりました。折角のお休みを体調万全で過ごすべく、休暇初日の11日に食事の後は食材のパワーでいつも元気百倍にしてもらえるお気に入りレストランである水天宮前のキオキータに夫婦でうかがいました。今回はその天然ぶりで図らずもお店の雰囲気を支配してしまうスタッフKちゃんがお休みで不在ということもあり、やや落ち着いた雰囲気となった店内で(笑)カウンターに陣取ってシェフと楽しくお話をしながら極上のお料理をいただくという贅沢なひとときとなりました。途中からはシェフのパートナーである伝説の寿司職人M男さんもふらりと現れ、我々夫婦の隣に座ってワインを飲みながら食事をつまむシチュエーションで、故郷青森の思い出、厳しい修行時代の苦労、築地や豊洲市場のあれこれなどお寿司以外のことについても興味深いお話をたくさん聞くことができ、気づけば11時という、時間が経つのを忘れてしまうほどの充実したディナータイムとなりました。

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金次郎夫婦、紀尾井町近辺でリア充生活

先日、会社の後輩が奏者として出演するオーケストラのコンサートにご招待いただき、妻と共に紀尾井町の紀尾井ホールを初めて訪れました。地下鉄の永田町駅を出た後、炎暑の中長い長い坂をようやくの思いで登って汗だくになりながら辿り着いたホールは、汗をかいていることが恥ずかしくなるようなシャンデリアきらめく上品かつ涼し気な佇まいの空間でした(汗)。夫婦揃っての汗まみれの醜態を晒さぬよう、そそくさと2階席のすみっこに席を確保してほっと胸を撫で下ろしたのも束の間、会社の上司や同僚に次々と出くわし今度は冷や汗をかくといういたたまれない展開となりました。

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金次郎、話題のおじさんビジネス用語の使用をシミュレーション!

最近おじさんビジネス用語が話題になることが多いですが、その主要なものを解説した用語辞典を眺めていると、これは金次郎の勤めている会社で編纂されたものではないかと確信してしまうほどオフィスでの日常会話で頻出しているものが数多く掲載されていて驚かされます。いまどきの若者には通じないことから少しずつ使用頻度が落ちる傾向は有るものの、依然として確固たる地位を占めるこれらの表現ですが、たちの悪いことに金次郎の会社では謎の英単語もどきのカタカナ語が更に混ざり込んでしまうために一層意味不明瞭となるケースが多く困りものです。江戸時代に薩摩藩が幕府や他藩からの密偵をあぶり出すために特殊な方言をわざと公用語としていたという話を思い出さずにはいられないほど時に暗号めいた会話が繰り広げられるわけですが、イメージとしては以下のようなものとなります(勿論完全なフィクションです!)。上司であるAさんは40代後半、直属の部下Bさんは40歳前後、たまたまカフェで隣に座ったCさんの心の声が漏れていますが、彼は就活準備中の大学生という想定です。さて、皆さんはどの程度理解できる=おじさんでしょうか(笑)。

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読書家金次郎、文豪にあやかる初夏の伊豆行(前編)

先週末、敬愛するAさんご夫妻と金次郎夫妻の4人で小旅行に行って参りました。いつもと少し趣を変え、最高に楽しかった思い出を忘れないための旅日記的なブログになりますことご容赦下さい。シンガポール駐在時代に知り合ったAさん一家とはこれまでオーストラリア、ベトナム、箱根と家族ぐるみで一緒に旅をしてきましたが、Aさんのお子さんたちもすっかり大きくなって手が離れ、12年ぶりの今回の旅は初の大人のみのものとなり、初めてお会いしてからの20年という月日を実感し、非常に感慨深い思いでした。旅の計画段階では、先ず各部屋に露天風呂の付いている温泉に行くことが決まり、新幹線を含む電車+レンタカーという移動手段を決めて目的地を選定したのですが、移動の新幹線が何気に高くつくために一定の予算を設定してしまうとどうしても北関東から東海にエリアが限定され、旅行好きの美容師さんに絶対いいから行くべきとすすめられた青森の奥入瀬渓流温泉は今回は落選となりました。色々と相談して最終的に天城の湯ヶ島温泉郷に有る谷川の湯あせび野という宿が運良く空いておりましたのでこちらを予約することといたしました。

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金次郎、オンラインのプレゼン時に鼻水を流す

先日たくさんのお客様を前にオンラインでプレゼンをする機会が有りまして、途中までは調子よく説明を進めていたのですが、突然何の前触れも無く鼻水がとめどなく流れ出す事態となり、プレゼンも未だ半分弱残っている状態でいきなり画面から消えるわけにもいかず、かなりパニックに陥りました。

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高校生になった文学女子ABさんに恐る恐る本を紹介

同じ美容室に通っているというだけの接点で、会ったこともない双子女子ABさんに気に入ってもらえそうな本を不定期で紹介するこの企画も今回でもう第11弾となりました。小学生だったお二人も春からは高校生となりどんどん新しい世界を切り拓いているのに対し、割と立ち止まっている中年として焦る気持ちも有りますが、読書の師匠としての威厳を保つべく今回も全力で臨もうと思います。金次郎が高校に入ったのは1988年ですが、当時はえせヤンキー中坊から真面目県立高校生となり、学業も運動も周囲にそこそこ手強い奴等がいるぞという雰囲気が漂う中、色々真剣に取り組まないとちょっとまずいかも、などとぼんやり考えていたことを思い出します。

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金次郎、謎の漂泊民に興味を持つ

30年来の競馬好きの金次郎ですが、今年はオークス、ダービーと5月のクラシックレースを連敗して悲しい気分になっております。ただ、イギリスのエプソムダービーで三冠馬ディープインパクトの子供であるオーギュストロダンが勝利するという嬉しいニュースが入ってきたり、マイル王決定戦の安田記念では予想が的中したりと、徐々に運気は上向いているような気がしておりますので春シーズンを締めくくるグランプリレースである宝塚記念では必勝を期したいと思います。英会話のレッスンでそんな競馬の話をしていたところ、イギリス人の講師が自分の家はダービーが開かれるエプソム競馬場の近所だったが、あの辺りには法律やルールを超越した警察にも手が出せないアイリッシュ・トラベラーズという漂泊民が住んでいるから結構危ないという話をしておりました。

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「面白いほどわかる たんぱく質の新常識」を読み、たんぱく質について学び直す

少し前のブログにてプロテインを飲み始めたら毛髪の力が増した気がすると書きました。整体の先生にもたんぱく質をたくさん摂取すると健康に良いとすすめられましたので、これまでかなり無知であったたんぱく質について「面白いほどわかる たんぱく質の新常識」(藤田聡著 宝島社)を読んで勉強してみました。先ずはうんちくからということで(笑)、たんぱく質を表すプロテインという言葉はギリシャ語で

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サ高住とハトとぶよ、のその後について

そろそろこのブログも200投稿を超えようとしておりますので、今週は初めての試みとしてこれまで書いた記事のフォローアップをしてみようかと思います。去年の10月に義理の両親がサ高住を探しているという内容について書きましたが、先月彼らは40年近く住んでいた自宅を家じまいして無事サ高住に引っ越し完了いたしました。物が捨てられぬ義父の性格故に、越してからひと月が経とうとしているにも関わらず溢れんばかりのダンボールにまみれて暮らしているというのはまだご愛敬なのですが、

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金次郎、不朽の名作「釣りキチ三平」に思いを馳せる

先日、「釣りキチ三平の夢 矢口高雄外伝」(藤澤志穂子著 世界文化社)を読み、久々に不朽の名作である「釣りキチ三平」のことを思い出しました。小学生の頃にアニメの再放送を何度も観て、床屋さんに置いてあったコミックスを繰り返し読んで影響を受けまくり、友人と夢中になって近くの川や池で三平になりきって釣りに興じたのが思い出されます。釣りキチ三平のヒットを契機として急速に広まった当時の釣りブームは日本中を席巻していたと言っても過言ではなく、この作品によって釣りを普及させ文化として定着させた矢口先生の功績は計り知れないと感じます。気持ち悪い話で恐縮ですが、

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