金次郎、話題のおじさんビジネス用語の使用をシミュレーション!

最近おじさんビジネス用語が話題になることが多いですが、その主要なものを解説した用語辞典を眺めていると、これは金次郎の勤めている会社で編纂されたものではないかと確信してしまうほどオフィスでの日常会話で頻出しているものが数多く掲載されていて驚かされます。いまどきの若者には通じないことから少しずつ使用頻度が落ちる傾向は有るものの、依然として確固たる地位を占めるこれらの表現ですが、たちの悪いことに金次郎の会社では謎の英単語もどきのカタカナ語が更に混ざり込んでしまうために一層意味不明瞭となるケースが多く困りものです。江戸時代に薩摩藩が幕府や他藩からの密偵をあぶり出すために特殊な方言をわざと公用語としていたという話を思い出さずにはいられないほど時に暗号めいた会話が繰り広げられるわけですが、イメージとしては以下のようなものとなります(勿論完全なフィクションです!)。上司であるAさんは40代後半、直属の部下Bさんは40歳前後、たまたまカフェで隣に座ったCさんの心の声が漏れていますが、彼は就活準備中の大学生という想定です。さて、皆さんはどの程度理解できる=おじさんでしょうか(笑)。

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読書家金次郎、文豪にあやかる初夏の伊豆行(後編)

今回で伊豆旅行記は完結です。前回は川辺の〈寝湯〉を満喫したところまで書きました。その後あっという間に眠くなり楽しかった旅の初日が安らかに終了し、気付けば翌朝爽やかな日の光を浴びて心地よい目覚めを体験しておりました。妻と共に畳敷の居間から早朝の森の景色を眺めながら気づいたのですが、ベッドの置いてある空間が2段ほど下げてある効果でベッドの圧迫感が全く気にならず、視界を遮る物が室内に無いので景色を存分に楽しめる構造になっていてよく考えられているなと改めて感心いたしました。

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読書家金次郎、文豪にあやかる初夏の伊豆行(中編)

前回は食事の前に足だけ部屋の露天風呂につかってリフレッシュしたところまで書きました。その後直ぐに夕食となり、身体ポカポカの状態で食事フロアに向かったところ、Aさんご夫妻と我々の4人のみという贅沢な個室が用意されており一気に期待が高まりました。全11品の盛りだくさんなメニューは、いきなり最初の箸付から、胡麻豆富・鮑・雲丹・キャビア・美味出汁・山葵、続く前菜が、魚素麺・いたや貝小柱・豚角煮・磯つぶ貝旨煮・紅葉南京・鯵手綱寿司・鱚南部揚げ・デラウェア霙和え(お料理の表記はメニュー通り)と大変豪華で驚きました。その後も桜海老や鮎など地元のものから和牛ステーキなどどれを取っても期待以上の満足のいくクオリティで、温泉旅館にありがちな単純に新鮮さと量とで勝負というような雑な感じでなく一品一品にきちんと仕事がしてあるところにも非常に好感が持てました。

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読書家金次郎、文豪にあやかる初夏の伊豆行(前編)

先週末、敬愛するAさんご夫妻と金次郎夫妻の4人で小旅行に行って参りました。いつもと少し趣を変え、最高に楽しかった思い出を忘れないための旅日記的なブログになりますことご容赦下さい。シンガポール駐在時代に知り合ったAさん一家とはこれまでオーストラリア、ベトナム、箱根と家族ぐるみで一緒に旅をしてきましたが、Aさんのお子さんたちもすっかり大きくなって手が離れ、12年ぶりの今回の旅は初の大人のみのものとなり、初めてお会いしてからの20年という月日を実感し、非常に感慨深い思いでした。旅の計画段階では、先ず各部屋に露天風呂の付いている温泉に行くことが決まり、新幹線を含む電車+レンタカーという移動手段を決めて目的地を選定したのですが、移動の新幹線が何気に高くつくために一定の予算を設定してしまうとどうしても北関東から東海にエリアが限定され、旅行好きの美容師さんに絶対いいから行くべきとすすめられた青森の奥入瀬渓流温泉は今回は落選となりました。色々と相談して最終的に天城の湯ヶ島温泉郷に有る谷川の湯あせび野という宿が運良く空いておりましたのでこちらを予約することといたしました。

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